2009年4月16日

真央ちゃん ミキティ 頑張ってください            CHラトゥール'65

酒 倉庫人 波蔵(ヨシト)です。

今日は世界フィギュア団体戦女子のショート・プログラムを観た。
やはり 日本女子選手の二人は素晴らしかったなぁ。

頭の先から 指先まで繊細で 優雅かつ芸術的スケーティングだったと思う。

アイス・スケートを真剣に見始めたのは 本当に最近で
荒川静香さんのオリンピック金メダルの演技にいたく感動したからだ。

それまでは 日本女子スケーターの演技はバタバタした印象で ジャンプで何回転飛んだやら
芸術というより 私の中では むしろ スポ魂のイメージだったからだ。


でも 彼女は違った。


恵まれた長い四肢に加え 今までの日本選手と違って
氷の上をまるで流れるように滑っていた姿をオリンピックで観たからだ。

一番 印象に残っているのは 表彰台に向かう彼女の滑りで
誰よりも速く そして優雅で 美しかった。

彼女は自信と確信に満ちていたんだろうな
自ら 信じるものを 体現し やり遂げたからこその 軽やかな優美なスケーティング。


今日は 二人の日本女子選手のスケートに拍手を送りたい。
私は技術的なことなど判らないけども 彼女達のスケートには芸術的な『間』があった。


音楽でいうと 音のない時間。
絵画でいうと 描かない場所。
演技でいうと セリフの無い演技。


ほんの一瞬 コンマ何秒かもしれない 『間』
言い換えるならば 『溜め』

日本の伝統芸術や日本庭園の鹿おどし(竹のコーンと鳴る奴)によく見られる余韻なのかもしれない。

それは お酒やワインにもいえる事だとおもう。


『間や余韻』。


そこには 科学的根拠も何も無いのだろうけども
私たち人間には
内省的で深遠(それは宇宙的に漆黒で深海の如く藍い)な記憶や想いがあるからこそ
美しくも 感動的な表現が体験し得えるのだと 思わずにはいられないです。



CH ラトゥール '65


私が 飲んだ初めてのワインだ。
成人の祝いに 確か赤坂の帝国ホテルの 中庭のステーキ・ハウスで
飲んだのものだ。

1965年のボルドーは 最悪のヴィンテージと言われてる。 
確かにそうだと思う。


ただ CHラトゥールは違った。


今までの 屈強で堅牢でいて繊細な造りとは違い
悪いなりに 繊細で 酸のバランスのいい でも確かに長い余韻がある複雑な造りであったと
今 思うのだ。

それは ストイックなまでに 確信と自信。 威信や伝統に満ち溢れていた。

あのときの 感動が 記憶がわたしを それから 何十年も経て
酒屋にしたのだよ。

それは 『感動』という記憶に他ならない。

これこそが(この想いが)
なのよりも大切なんだよ。

誰にとっても 美味しいことや 凄い評価が そんなの大事だろうか

あなたの確信の言葉と想いをもって伝えることが
感動を生むんじゃないのだろうか..

Shizuka Arakawa 2006 Olympics figure skating gold medal
荒川静香 2006年 オリンピック フィギュアスケート 金メダル


この歳になって 恥かしい話では ありますが
彼女から 学ぶべきものは 多いんじゃないでしょうか?

感動を思い出したんです。

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