今週は 神奈川県は秦野の先の大山という 山にですが
プチ・ハイキングに行きましたので後日ご当地 名物とともにご紹介します。
今日は先週末の 一日をカキコみます。
この日、日曜日は 午前中は仕事でしたので 午後 家族で妻のお父さんのいる
老人ホームに 面会に行きました。
お父さんは 数年前に脳梗塞を患い 倒れてからは次第に 下半身の自由が利かなくなって
車イス生活を余儀なくされてしまいました。
同時にアルツハイマー病も発症してしまい一年前から老人ホームのお世話になっています。
それまでのお母さんと妻の苦労は並大抵のものではなかったと思っています。
今日は久々の家族そろっての面会。
春を向かえ 車イスのお父さんと散歩に出た。
春らしい陽気で センター南駅の早淵川の土手には沢山の菜の花が咲き乱れて
周辺は 春の香りで一杯になっていた。

それは とても平凡で当たり前の春の風景ではあったけども
お父さんの車イスを押しながら唐突に記念撮影をしたくなったので
桜がまだ少し残り 風に揺られた桜がフワフワと舞い散る桜道のもとで家族写真を撮った。
お父さんは少し強張った表情でカメラの前にいた。
何故ならば もう妻(娘)以外の者の記憶が無いからだ。
私と孫のことは わからない もぉ何年も前から..
ただ シャッターを切る彼女とわたしが交代し、車イスの袖にそっと彼女が並んだとき
お父さんは 嬉しそうに
何度も 何度も 彼女の名を呼び 声をあげて笑った。
彼女は優しい微笑みをお父さんにかけた。
わたしは なんか目頭が熱くなった。
溢れる想いに ちょっと曇った瞳でシャッターを切った。
デジタル・カメラに写った お父さんの顔は 散り行く桜の花びらと共に この上ない安堵と幸福感で
ほころんでいた。
よかったね。 お父さん..
では 春の散歩を しようよ

鴨のつがいのカップル 可愛くて 夢中で撮った。
のどかな光景だ。
一時間ばかり あたりを散策して ホームに戻った。
楽しい時間だった。
今日は お父さんの髭剃りをするつもりで
妻は来たそうだ。
頼りなく 拙い 手つきで剃りはじめた
彼女は少し困惑気味だった。
『貸してご覧』こうするんだよ。
私がお父さんの髭を剃ったのは
はじめてのことだと思う。
帰りにお父さんに別れつげ
エレベーター前で振り返ると
介護士さんに窓辺へと
連れて行ってもらっていた。
そうだ、もう二十年近くも前になるけども
初めて 妻の家に招かれていったときの帰り
お父さんとお母さんは 五階のベランタから いつまでも手を振ってくれた。
私の姿が見えなくなるまで何度も..
あれから 何度訪れても いつも 二人は手を振っていたなぁ
きっと今日もお父さんは窓越しに 私たち家族を見送ってくれているのだろう..
何れは私も お父さんの様になるだろう。
だからこそ 悔いの無いよう息子と向きあえれば..
お父さんに子供に対する変わらぬ思いを 感じた。
愛してるんだよ。 変わり果てようが 朽ち果てようが..
責任とか義務じゃない。
覚悟なんだと思う。
わたしに覚悟はすでにできた。
お父さんのように..
見っとも無くとも 格好悪くとも
すこしでも大きな背中を見せてあげれればいい。
愛してると 言葉じゃなくても伝えられることを知ったんだ。
Elvis Costello - Alison エルビス・コステロ/アリソン


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